リースと購入 どちらがお得?

ビジネスフォンのリース契約がようやく終わりました。7年もかかりました。

会社を廃業して電話も全然使わなくなったんですけど、リース期間は解約できない契約でしたもんで、ずーっと払い続けていたのですよね。

もったいないことでした。

まだ、コピー機のリースが残っております。これも使ってないですけど、毎月2万円ほど払っております。

総額いくら払ってきたのやら。(数百万円は払っております。)

 

それにしても、電話機やらコピー機やら、そんなにするもんかいな。

ジョーシン電器やエディオンとかに行けば、A3がプリントできてFAXもできるような機械が、5万円くらいで売っております。

リースの機械と、そんなに何十倍も性能差があるとも思えません。

リース契約なんかするんじゃなかったなあと、後悔の日々です。

Contents

リースの基礎知識

そもそもリースってなんなのでしょう。

リース会社が商品を購入し、それをお客さんに、期間を定めて月額で貸出をするという契約です。

高額商品を、零細企業が一括で購入するのはキツイだろうから、ちょびちょびの支払いで使えるようにしてあげましょう、というサービスなわけです。

リースのメリット

メンテナンスや、故障の時の修理など、月額に含まれていたりもしますので、毎月定額を払うだけでよいというのが、契約者にとっては気楽なところです。

経理上は、毎月の費用として、経費参入できます。償却資産にはならないということです。

また、型が古くなってきたら、リース期間中でも、新型に替えてくれたりもします。とっても、親切。

 

しかし、これ、メリットだったのか? と今になって思えば疑問です。

故障時や、メンテが無料といいますが、電話機なんてそんなに故障するようなもんでもないし。

新しいのに替えてくれるといっても、無料交換じゃなくて、結局は高く付いております。わかりにくくされています。

経費参入できるといっても、それがどうしたってかんじ。減価償却でいいじゃん。償却資産台帳を作るくらい、どってこともないし。

というか、安い機械を中古で買えば、一括計上できますね。

リースのデメリット

なんといっても、支払総額が高くなります。

毎月の支払いはたいしたことがないように思えても、支払いの合計額を見てみましょう。

目が飛び出ます。

医療機器とか特殊な機械はどうだか知りませんが、電話機やらコピー機なら、普通に買って、壊れたら買い換えるというほうが、はるかに安くつくと思います。

中古で揃えれば、もっとコストは抑えられますね。

購入した商品なら、不要になったらヤフオクでもなんでも叩き売れますが、リース物件は、自分のものにはなりません。契約終了後は返却になります。

リースとレンタルは違う

レンタルというのは、必要な都度、貸してもらって、いらなくなったら返すというものですが、リースは契約期間中は解約できません。

会社が潰れようが、連帯保証をしている事業主が、支払い続けないといけないのです。

途中解約しようと思ったら、債務全額の一括弁済が必要です。しかも、一括で支払っても、自分のものにはなりません。

あまりに不利な契約です。

リースとローンも違う

リースの契約書とローンの契約書は、よく似た感じです。

だいたい、残債一括返済なんて言葉は、ローンの言葉ですよね。

しかし、ローンというのは、お金を借りて商品を買うってことです。支払いが済めば自分のものです。

借りたお金には金利がかかりますが、商品代プラス金利と考えますと、まあ、割り切って購入できましょう。(利率にもよりますが。)

リースだと、商品代がそもそもいくらなのか、考えもしません。

なんだか誤魔化されているようで、腑に落ちないです。

また、リースは、リース期間が済めば、再リースとかになりまして、年額が今までの月額くらいに安くなったりはしますが、それでも払い続けないといけないのです。

使い続ける限り、永久に払い続けないといけないってことですね。(というか、使わなくっても契約解除しない限り、払い続けないといけないです。)

あまりに不利な契約です。

リース料金が雪だるま式に膨れ上がるからくり

リース契約って、うっかりしていると営業マンにいいようにされます。

機種が古くなってきたりすると、新機種に替えませんかーなどと提案してきます。

しかも、月額が安くなりますよ、なんて。

ん?新しくなって、安くなるんならお得だね、なんて思ってしまうでしょうが、浅はかすぎます。

次の機種は、契約期間がさらに長くなっていたりして、そこに、残り期間が、あと2年とかの、古い機種の残債(?)を、引き伸ばして上乗せているのです。

タダで交換してくれるはずがありません。結局は2台分払うってことです。

なんだかとっても詐欺っぽいかんじ。

特に電話屋なんて、なぜか知らない会社が提案してきたりして、それが前の会社を吸収した違う会社だったり、名前が変わっていたり、勤めてたヤツが別会社を作ったり、なんだかワケがわかりません。

NTTがどうのこうのとかいうのですが、関係あるのかないのか、理解不能です。

そのまま契約終了まで使い続けて、きっちり終わらせてから、あらためて考えたほうが絶対お得です。というか、リースはやめて、購入した方がいいと思います。

リースした方がいいもの

法令の改正に合わせてバージョンアップが頻繁にあるようなソフトウェアなど、いちいち買っていられないようなものは、リースでもいいかなという気はします。

リース期間が短く、2年毎に更新とかいう契約のほうが安心ですね。

使い勝手が悪ければ、そのタイミングで、他のソフトに乗り換えられますし。

それと、私には経験がないですが、超高額な特殊機械で、業態に合わせて受注生産するようなもの。

これは、リースがオススメというより、リースせざるを得ないというかんじですね。

それでも、現金一括のほうがいいと思うし、次策としては、安い金利で融資を受けられれば、その方がいいとは思います。

 

ま、あくまでも私の独断と偏見による意見ですので、じっくり冷静に比較してみることをおすすめします。

6 Responses to “リースと購入 どちらがお得?”

  1. こんにちは

    ビジネスしていく上で必要なものを全て買い揃えると確かに一時的に高額になります。

    こうして冷静に分析するとリースというものがどういう意味合いなのか

    もう一度必要性と金額で検討してみる必要があるのがよくわかりました。

    • ヨッシーさん、コメントありがとうございます!

      リースはお得! と短絡的に考えてしまうと罠があるよ、
      といいたかったもので、
      それぞれの事情に合わせて、よく考えて、
      損の無いようにしたいものですね!

  2. ブログランキングから訪問させていただきました。
    リースでもお得なものと損なものがあるので
    見極めてから決めないといけないですね。
    また訪問させていただきます。

    • 葵様、コメントありがとうございます!

      私は、リースにおトクはないと思ってまして、
      しゃあなしに、という感覚です。

      私が見極められたのは、
      お恥ずかしい話、
      廃業してからのことなのです。トホホ。

    • しげさん、毎度ありがとうございます。

      車のリースも、半額で買えるとか、
      残金保証とかいろいろありますけど、
      リースは、元金を意識させない借金と考えますと、
      やっぱり、おすすめできないです。

      リース中の介護車両を、
      廃業した業者から譲ってもらったことがあるんですけど、
      2年くらい名義変更できなくて、
      たいへんでした。

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