訳あり商品を狙おう

訳あり商品、英語で言えばアウトレットですね。

新品だけど、ちょっとわけがあるからお安いというわけで、消費者にとって、お得です。

アウトレットの元々の意味は、製造現場で働く人が自社商品を安く買えるとか（流通コストがかかってないので）、規格外とか余りもんを安く販売するという意味だそうですけど、まあ、通常に販売されている商品より、お得だってことです。

特に、訳あり食品はお買い得のように思います。

きゅうりが真っ直ぐじゃないとか、ニンジンが大きかったり小さかったり不揃いだとか、トマトが四角いとかいう理由で、相場の半額とかになっていれば、どうせ調理してしまえば形の良し悪しは関係ありませんし、食ってしまえばなお、差はないですね。

消費期限ギリギリであれば、食べられる期間が限定されますけど、日本の都会で、そんな何ヶ月も食品を保存するようなライフスタイルは、あんまりないでしょうから、気にしなくていいと思います。

よくいくスーパーで、普通のレモンを100円で売っている横で、皮がまだらに茶色いレモン大小まちまち10個くらいの袋詰めが98円で売っていたので、迷うことなく、訳ありを選びました。国産品だったし。

私は毎朝、レモン汁を飲んでいるのですけど、全く申し分無しでお得でした。

 

ファンション系の衣類だと、季節外れとか、人気のなかったカラーとかサイズが、アウトレットになったりしますが、それがたまたま自分のお好みだったり体にあっていれば、ラッキーです。

電化製品なら、新型が発売されると、売れ残りの型落ち品が安売りされますね。

きょうび、新製品が、劇的に性能が向上ってことも少ないですし、どうせ次々とニューモデルが発表されるんだから、最新型を友達に自慢したいという動機でもなければ、型落ちでいいと思っております。私は。

また、キズモノというのもありますが、どうせ使いだせばすぐに傷物になるんだから、私なら気にしないです。どうしても初物でなければ気が済まん！という人もおられるでしょうが、私は中古が大好き。

訳あり通販

通販でもアウトレットがあります。

天下のアマゾンも、Amazonアウトレットを展開しておりますね。

「倉庫内で梱包に傷を負った商品・お客様から返品された商品のうち、商品の状態が良いにも関わらず、Amazon.co.jp の厳密な基準では新品として販売しないものを「アウトレット品」という扱いで、お手頃な価格で販売しています。」と説明されておりまして、期限切れ間近の食品なども扱っています。

アマゾンでは「ほぼ新品」「非常に良い」「良い」「可」という評価付けがあります。通販では現物を見れないので、こういった評価を参考にいたしましょう。状態の説明も書いてありますので、安心して買えると思います。

お急ぎ便とか、30日間の返品とか、サービスは通常商品と同じです。

＞＞Amasonアウトレット

手を出すべきでない訳あり

ちょっと見た目が悪いとか、人気がないとかいうのはいいんですが、全く使い物にならないとか、食べるとお腹を壊しますというのは、いけませんね。

これはアウトレットというより「ジャンク品」というカテゴリーになります。

古い壊れた機械を、自分で弄って直したいとか、部品がほしいという人にはありがたいですけど、そうでなければスルーしましょう。

それから、不動産の訳あり物件、これはちょっと避けたいような気もします。事故物件というのですけど、前の住人が不審死とか、そんなのですよ。

そもそもこれは、新築じゃなくて中古物件なので、アウトレットというのとはちょっとちがいますけれども。

不動産でアウトレットといえば、モデルハウスの安売りとかでしょうか？

これならオトクなような気がします。

自動車でも展示車両というのは、ニューモデルがでれば、安く売られてますので、お買い得と言えましょう。値引き交渉も強気でいけます。

ただし、試乗で走行距離がけっこう出ていたりもしますし、店舗によっては、ろくすっぽ手入れもしてなかったりで、丁寧に使われていた中古車のほうが程度が良いというケースもあります。

試乗車だからと盲信しないで、状態を確認することをおすすめします。

展示車とは別に、販売会社の決算直後などに、ディーラー名義で登録された「新古車」なるものが販売されることもあります。こっちは登記上は中古車ですが、中身はまるきり新車です。これは安ければ、文句なしにお買い得。

訳あり探しに時間がかかるなら、訳なしでいいと思う。

ただし、お買い得商品ばっかり探して、それに時間を取られるのは本末転倒だと思いますので、訳あり品は、たまたま出会えればラッキーというくらいの感覚でいいのではないでしょうか。

アウトレットコーナーから見て回るとか、そういう習慣を見に付けておくのはいいと思いますが、なければ出てくるのを、待っていないで、新品コーナーで買いましょう。

お買い得でなければいらない！っていうのなら、それはそもそも必要ないものということですから、最初から手を出さないほうがお得です。

そういうのを、安物買いの銭失いといいます。

欲しいものがあって、同じ買うならオトクな方で、というのが賢い消費者と言えましょう。