早起きは3億円の得

早起きは三文の得といいます。

三文っていくら?

落語「時そば」では、かけそば1杯16文です。駅のホームにあるソバ屋と、信州十割蕎麦では値段の開きもありましょうが、最大でも1文100円くらいと考えてよろしいかと思います。

ということは、早起きは300円の得?

じゃあ、寝ーてよ。

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夜更かしは三文の損?

早起きがいくらの得かと考えるより、夜更かしがいくらの損なのかを考えた方が、わかりやすいかもしれません。

夜更かしするにはまず、照明やテレビやパソコンを明々とつけていないといけませんので、電気代が損です。

お家で過ごすなら損は少ないでしょうが、外で夜更かしをすると、もっとお金がかかります。

居酒屋で友達と飲んで3,000円。二軒目のスナックに行って5,000円。酔っ払った勢いで風俗店に行って10,000円。(大阪価格を基準としております)

終電を逃してしまって、タクシーで帰るには財布のお金が足りないので、駅前のカプセルホテルで3,000円。

午前様で家に帰るも、休日は二日酔いで一日無駄にして、友達との話はいつもと同じ愚痴と悪口で、スナックのおばはんとは何を話したのか覚えてないし、風俗店のあとはむなしい気分、というか、オシッコしようとしたらなんだか痛いぞ、泌尿器科で診てもらったらめでたく性病に感染してた、ということもあるわけです。

えらい損です。

このコースには、不良少年グループに絡まれて身ぐるみはがされるオプションは入っていませんでしたので、まだ損の少ない方といえましょう。

早寝は300文の得

早起きするには、早く寝る必要があります。

8時間の睡眠が必要としたら、日の出の5時に起きるには、夜9時には寝る必要があります。

普通の生活リズムで9時に寝ようと思ったら、飯食って風呂に入ったらもうお休みですから、お金を使うところがありません。

早く寝る選択をするだけで、夜更かしで飛んでいったお金を節約できるというわけです。

先ほどの例でいえば、泌尿器科の診療代、薬代も含めて換算すれば、300文くらいの得、ということになりましょう。

早朝にお金は使えない

朝5時に起きたとして、お金を使うシーンがありません。お店はコンビニくらいしか開いていません。

電気をつけなくても明るいです。

御来光を拝むのはタダです。

散歩もタダです。

財布にはお金が残っています。

気分もさわやかで、体の調子も良いです。

早朝は知的活動にふさわしい

早く寝て早く起きると、頭が冴えています。

一日の疲れがたまって、脳みその4割くらいしか働いていない夜中と、ぐっすり寝て整理整頓された脳とは、神経の伝達スピード、メモリの空き具合が全然違っております。

頭を使うお仕事や作業は、早朝が一番はかどります。宿題も、晩にやるより、早起きして取り組んだ方が手っ取り早く片付きます。

本を読めば理解力が全然違いますし、ブログを書くのも、アイデアが湧いてきて素晴らしい文章が閃いたりします。

夜に書いたブログの文章は、あとで読み返すと、誤字脱字も多いし、なんだかつまらんなーと思うのですけど、早朝に書いた文章は、自分で書いたとは思えないほど面白いです。

そんなブログには、どこかの会社から「うちと提携して広告を出してくれませんか?」なんてメッセージがきます。

アフィリエイトの売り上げも上がることでしょう。

早寝早起きで健康に

説明するまでもないですが、夜更かし遅起きは体に悪く、早寝早起きは健康に良いです。

人間は夜行性動物ではなく、自然に合わせて生きれば、お日様の出ているときに活動するように設計されているからです。

健康か病気かで、家庭の経済は大きく左右されます。

健康なら医療費がかかりません。

病気になればお金がかかります。

日本社会は国民皆健康保険制度があるので、それほど高額な医療費の負担はかからないようになっておりますが、たまには医療費の明細を見てください。

私の妻は難病指定を受けております。

最近は生活習慣の改善と、漢方治療のおかげで良くなってきましたが、一時、生き死ににかかわる状態で入院しておりました。

そのころも、病院で払うお金はちょっとでしたが、医療費明細を見て、目を剥いておりました。

ひと月に何百万円もかかっていたのです。時そば時代に換算したら、3万文くらい?

難病は、早寝早起きで解決するわけではありませんが、生活習慣を原因とする病気は多いです。

糖尿病(2型)で人工透析が代表的です。医療費はタダになりますが、交通費とか、介護にかかるお金とか、けっこう家計に負担はありますね。

健康なら稼げたであろう機会を、病気で逃してしまっていることもあるわけです。

病気になれたからこそ、巡り合ったチャンスということもありましょうが、それは少数派でありまして、大多数の人にとって、健康の方がお金儲けには有利です。

また、皆が健康になって、医療費を使わなくなれば、税金も少なくなって、まわりまわって日本国民全体が豊かになるはずです。

朝活に参加してお金持ちに

早朝に活動している団体に参加するというのもおすすめです。

朝早くから活動している人は、前向きで明るい善人が多いです。

夜遅く活動している人が、後ろ向きで暗く、悪人というわけではありませんが、比較的に朝活に励む人に悪人は少ないです。

たとえば私の参加している倫理法人会は、企業経営者の集まりです。

夜の居酒屋で友達と愚痴りあいをしていても大した情報は入ってきませんが、いろんな業種のリーダーたちが集う会で、朝飯でも一緒に食えば、バラエティ豊かな苦労話や成功話などが聞けて、新しいアイデアも閃こうというものです。

人脈も増えますから、自分の望んでいる世界とつながりやすくなります。

想像もしていなかった縁が、あれよあれよと広がって、気づいたら自分も経営者、ふたつもみっつも会社を作って、年間売り上げ30億円、経常利益3億円なんてことにもなりえます。

こうなってくると、早起きは3文の得どころか、300万文の得! ということになりましょう。

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