初回無料の罠

ネット通販ではサプリメントやら化粧品、または占いやら、動画配信など、初回無料って多いですね。まったくの無料とまではいかずとも、超格安とか送料のみとか。

無料! お得! という印象を受けますが、さて、本当のところはどうなんでしょう。

無料のところだけいただいて、課金される前にやめることができる、厚かましくもド根性の座っている人には何もいうことはありませんが、大多数の善良で気弱な日本人にとって、初回無料は罠です。

初回無料の仕組み

デパートの食料品売場の試食もそうですけど、無料提供は、たくさん売るためのマーケティング手法ということを知っておきましょう。販売促進です。

売り手は、利益を上げるために売っているわけで、計算もなく無料で配っているわけじゃありません。無料奉仕は魚釣りでいえば撒き餌です。ターゲットをおびき寄せるためのものです。

新聞の半年無料もそうですし、規模の大きいものなら携帯電話の端末無料(古い話ですが)というのも、マーケットを作るための撒き餌ですね。

話はさらに大きくなりますが、発展途上国に無料配布している新薬ワクチンでさえも、善意から出た行為というばかりではないそうですよ。新薬の壮大な実験になっているそうで。無料奉仕と称しながらデータを取って、お金儲けの土台を作っているのです。

世の中、誰が好んでタダ働きするもんですかい。すべての目的は銭儲けです。想像力豊かにして、踊らされないように気をつけましょう。

お魚は撒き餌を頂いたからといって、釣られてもよいとは考えないでしょうが、我々小市民は、無料で頂いたからには、ちょっとくらいお返しせねば、という気持ちになります。

心理学でいうところの返報性の法則です。

初回無料で頂いたら、3ヶ月くらいは続けてみようかな、と考えてしまうのが通常の感覚でありましょう。サプリメントや毛生え薬なんてのは、3ヶ月くらいは続けないと、何も効果はわからないと、自分に言い訳をしてしまいます。

そうして、やっぱりいらんかったなあと思いつつも、ダラダラと半年、1年と続けて、貴重なお金を無駄にしてしまうのです。

本当はいらんけど、無料だと思って手を出すのは、愚の骨頂。試して見るなら、たとえ無料といえども、お金を払っているつもりになるのが良いです。アカンと思ったら、すぐ解約。

解約できない悪徳業者に注意

自分から解約手続きをしないと、そのまま継続されることもあります。

初回無料で購入したら、翌月から自動的に通常価格で定期購入という売り方をしている業者も多く、トラブルのもとにもなっています。悪徳業者の場合、解約の手続きができないということもあります。(内閣府から注意が出ています)

私もお試し無料に手を出したことは何度もありますが、本当は気の進まなかったものでも、数カ月分は無駄にしています。悪徳業者ではなかったのですが、いらんなあと思った頃に、敵もさるもので、いいタイミングで親切そうな電話がかかってきたりするんですよ。電話までかかってきますと、つい、解約を先送りにしてしまうものです。

というわけで、無料だから試してみる、という感覚は、改めたほうが良いです。

どうしても買いたくて、申し込んでみたら、たまたま、お試し無料だった、ラッキー! というくらいがいいです。

価格を購入の判断材料にするべからず

どうしても欲しいときは、無料とか有料とか気にせずに、根性据えて買いましょう。たいして欲しくもないと思ったら、無料とか有料とか気にせずに、手を出さないようにしましょう。

購入の動機が価格の低さなら、それは失敗の元です。安物買いの銭失いです。

購入をためらってしまう理由が価格の高さなら、それは買うべしです。

もし初回が無料じゃなくて、初回は倍の値段だったら? それでも購入するかどうかで、考えてみるのが良いです。(病院の初診料みたいですけど)

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