日頃は会社員や学生でありながら、有事や災害の時に招集される、予備自衛官補という制度があります。
普段は自動車整備士とか不動産賃貸業とか塾の講師とかお母さんとか、そこらへんの普通の人が、ひそかに自衛官だったりするのです。
大地震や大災害のときに、現場で頑張ってくれている自衛官には予備自衛官も多いのですね。迷彩服を着ているのは戦争の練習ばっかりしている人だけじゃなくって、普段は我々と同じように一般社会で働いている人たちなのです。
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予備自衛官の年齢と給料
予備自衛官補は18歳以上34歳未満の人が応募でき(持っている資格によっては55歳未満)、合格すれば3年以内に50日間の訓練があります。
非常勤の特別職国家公務員という身分になりまして、訓練の時は日額7,900円が支給されます。(教育訓練招集手当)
有事や災害のときに召集され月4,000円の手当と、日額8,100円が支給されます。
私の知っている介護ヘルパーの男の子が予備自衛官になってまして、しょっちゅう訓練だと言っては嬉しそうに仕事を抜けて、介護の仕事は、私らが穴埋めしておりました。
そんな訓練で小遣い稼ぎしてないで、もっとキリキリ働け、と思っておりました。すみません。
予備自衛官の訓練とは
予備自衛官の訓練って、救助とか救急救命とかかなあ、と思っていたんですが、なんと実弾射撃訓練まであるそうです。
訓練の段階がありまして、射撃は50日の訓練の最後の方ですね。格闘の訓練はわりと最初の方からあります。
戦車に乗ったり、パラシュートで飛び降りたりまではしないでしょうが、テロリストとの戦闘行為に参加できる程度の訓練は受けるのですね。
というわけで、これはお小遣い稼ぎの感覚で気軽に応募するようなものではありません。お金をもらいながらミリタリー趣味を楽しむという感覚でも困ります。
国家と国民を危機から守るお仕事です。
介護の男の子、たいしたもんだったのですね。甘く見ていてゴメンナサイ。
日本は平和ボケと言われておりますが、このごろは国際テロも多いし、大地震大災害はいつ起こるやらわかりません。
それに、近所の国々との関係もあまりよろしくない状況です。やられっぱなしではダメなのです。
いざという時、有事の際に、うろたえて何にもできないボンクラ青年ばかりでは日本国は滅びます。
日本民族が底力を持ち、若者が愛国心を養うためにも、こういう制度は積極的に応募するのが良いんじゃないかと思います。
予備自衛官の皆様、ぼくたち一般国民を命をかけて守るため、仕事を休んで、しっかり訓練してください!
というか、予備自衛官が、たとえ一般国民を守りきれなくても仕方ないと思うのですが、多くの若者が厳しく鍛えられて、激動の時代を生き延びてくれたら、日本国の未来も開けていくんじゃないかな、と思ってます。