この頃の怪しい投資話といえば、仮想通貨ですね。
ビットコインや、イーサリアムなどのメジャーなものはまだマシとしても、聞いたこともないような新しいコインがこれから儲かるとかなんとか言って、人の無知につけこんで、騙してやろうという輩は、ゴロゴロしております。
口八丁でいいようなことを説明されても、よくわからない話には乗らないのが吉です。
新築マンション投資もそうです。
サラリーマンの節税になるからとかなんとか、上手に説明しますが、(説明ベタも多いですけど。)あんなもんは、全然おいしい話じゃありません。
詐欺ではないでしょうが、儲かるのは販売者でありまして、損するのは、話に乗った人です。
なんで損なのかという説明は、筋道立ててちゃんとお話すると長くなるので、割愛いたしますけど、とにかく、よく理解できない物に手を出す場合は、投資資金を全部失っても、「まあ、しょうがないかアハハ」と笑える程度にしておきましょう。
投資詐欺の被害に合わない方法
オレオレ詐欺みたいな、緊急のトラブルを演出する詐欺と違って、儲かりまっせ詐欺は、欲を出さねば、回避できます。
人の弱みや良心に付け込むのではなくて、欲張り心を突いてくるのが投資詐欺です。騙されても同情できません。
未公開株も海外ファンドもFX投資も高利回り配当も、理解できないのに手を出したらダメです。
中途半端に小金を持っていると、濡れ手に泡を期待して、欲をかいて、目がくらみまして、ちゃんと検討できません。
ウラとオモテ、真実と偽り、陰と陽、メリット・デメリット、過去と未来、すべて理解できない場合は、乗ったらダメです。騙す方は、一方しか語りません。
その研究に、時間を費やすのも、人生の無駄です。
うまい話は、いらない、と人生の方針を固めておくのが良いです。
ここは貧乏人に学びましょう。
私がかつて聞いた、最強の断り文句が、これ。
「貧乏生活楽しんでまんねん。ほっといてんか。」
このセリフを吐いたお方というのが、生活保護受給中のおじいさんだったのですが、生活保護者狙いの投資詐欺もあるんですねえ。ビックリしますわ。
このおじいさん、かつては商社マンとして、日本中、世界中回っておられたそうで、話題は豊富で頭も良く、人当たりも良くてユーモアセンス抜群なんですが、なぜか生活保護生活を楽しんでおられます。
健康を損ねたのと、家族関係に恵まれなかったためだと思うのですが、なんだか人生あきらめモードで達観されているのですよね。
その人生観に共感はできませんし、生活を真似したいとは思いませんけど、怪しい話を断るには、抜群のセリフです。撃退率100%。
うっとうしい投資話の電話がかかってきたら、貧乏生活楽しんでまんねん、ほっといてんか! といって、電話をガチャリと切りましょう。