腕時計は実用品ではありますが、趣味性が高いものでもあります。
私が普段使っているのは、プラスチック製の防水の安物でして、買ったお値段は1980円。もう2年くらい使っております。電池交換の時期が来たら、買い換えようかと思っています。こういった時計は、消耗品ですね。
Contents
ブランドの高級時計はメンテナンスが必要です
実は、いい時計も持っています。
私が就職するとき、おばあちゃんがお祝いで買ってくれたセイコーのドルチェは、もう20年以上、使っております。スーツを着るようなシーンでは、こちらの時計をしています。これまでに、電池交換は数え切れないほどしましたし、オーバーホールもしました。
電池式でない、ゼンマイを使った機械式の腕時計は、ローレックスを持っています。これは父親からもらったもの。デイジャストです。そんなにケバケバしていない趣味の良いものですが、かさばるし、傷つけたくもないので、パーティーに出席するときくらいしか使いません。
ロレックスとかオメガとか、この手の機械式の時計は、使わなくても、オーバーホールが必要です。内部の油やゴム部品が劣化するからです。オーバーホールしないままだと、そのうち故障します。
しかし、オーバーホールをメーカーに出すと、高いです。壊れて修理するとなると、もっと高くつきます。メンテナンスの費用で、私の普段使いの時計が、30個くらい買えたりします。節約のためにも、5年に一度くらいは、オーバーホールに出したほうがいいです。
時計の修理の値段は修理工房が安いです
以前、車検をメーカー系のディーラーに出すと高くつくという話を書きましたが、同じような理由で、時計もブランドのメーカーに出すと値段が高いです。
メーカー系のサービスでは、基本的には、純正の新品部品に取り替えになることが多いからです。
新品で買って、まだ保証期間内であるのならば、メーカーのサービスセンターに出すのが一番安心のような気もしますが、おじいちゃんの形見のような古い時計は、メーカーに部品が残ってなかったりして、修理できなかったり、できたとしてもものすごく高額になる恐れがあります。
そんなときは、古くからある街の修理工房の職人が頼りになります。中古パーツの流通網を持っていたり、部品がなければ自作したりと、メーカーにないノウハウを持っていたりするからです。
そして、たいていはメーカー修理より割安です。
これは車でも同じで、古いポルシェなど、ディーラーが、マニアックな町のポルシェ専門工場の親父に頼ってくることがあります。ディーラー経由だとその分料金が高くなりますね。直接、親父に頼んだほうがいいのです。
時計修理の見積もりが無料
古い時計屋さんやカメラ屋さんなど、町中で見かけることも少なくなりましたが、今の時代、インターネットで探せます。わざわざ遠くのお店まで出かけなくとも、梱包パックを先に送ってもらって、見積もりだけしてもらってから、依頼するかどうか決めることもできます。
私が、ドルチェの修理をしてもらったのは、こちらのお店。
>>時計修理・オーバーホールならこちら 時計職人がいる時計修理工房|白金堂
上記のサイトには、たいていの修理例と費用が載っておりますので、送らずとも、おおよその金額はわかります。
そんなわけで、古い、思い出の時計は、大切に使いましょう。しかし、見栄っ張りのために、わざわざ高級時計を買うというのは、このブログのコンセプト上、まったくおすすめいたしません。