日本は水に恵まれた国であり、「水と安全はタダ」なんて言われていたこともあったようです。
しかし、テレビでは警備会社のCMをバンバンやっておりますし、自動販売機やコンビニではペットボトルの水が人気商品です。日本は変わりました。
日本は水が豊富といっても、そこらの川や池の水をそのまま飲料にできるかといえば、そうでもなくて、そのまま飲める清涼な川というのは、よっぽど田舎か、山の上流くらいになっております。
普通に人が暮らしているエリアの川の水は、きれいに見えても、たいてい汚染されているというのが現状のようです。(私の友達に水質調査の人がいまして、教えてくれました。)
水は生命の源です。大切な水にもっと意識を向けて、大事に使って守っていきましょう。
我々一般凡人がとりあえずできることは、川や池を汚さないということと、水の節約です。
節約は、家計を助けて生活を豊かにします。
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お風呂の水を節約
まずは、一番水の使用量の多い、お風呂の見直しをしましょう。
シャワーとお風呂のどちらが安上がりかというと、一人暮らしの場合はシャワー、家族住まいならお風呂になります。
標準的な180リットルの湯船に水をためた場合、東京23区の水道料金で計算すると、ひと月2,315円になりますが、4人住まいで全員がシャワーをした場合、一人100リットル(10分間)使用するとして、3,391円になります。
差額を年間で考えると、13,000円ほどお風呂が有利。
シャワーをするのは3分だけだよ、とか、湯船に浸かるけどシャワーもしっかりする、という家庭だと、また事情も変わってきますけど。
一番良いのは、お風呂は家族いっぺんに入って、湯船のお湯で体も髪も洗って無駄なく使い、残り湯は、さらに洗濯にも使うという方法でしょう。
肌のふれあいもあって、家族の絆も深まるってものです。
ほか、節約機能のある給湯器に替えたり、夜間が安くなる電気料金プランに切り替えるという手もあります。どうしてもパパだけお風呂が深夜になる、という場合、追い焚き機能のないお風呂だと、シャワーになったりお湯を張り替えたりになりますので、取替費用はかかりますけど、長い目で見るとお得かもしれません。
電気料金はお住いの地域の電力会社にご確認ください。
なお、体や髪を洗うときに、石鹸もシャンプーも使わないようにすれば、さらにお湯の使用量は減らせます。
これは、体が臭うほど貧乏臭くして我慢しなさい、という話ではなくて、石鹸シャンプーを使わないほうが肌の状態が良くなり、体臭も少なくなるという研究があるのです。シャンプー代も節約できます。(余談になるので、これについては別途項目にて詳しく書かせていただきます。)
洗濯の水を節約しよう
洗濯で水を節約するには、お洗濯物の量にあった適正な容量の最新の洗濯機を使うことですね。
そして、お風呂のところでも書きましたが、湯船の残り湯を利用することです。
さらに、洗濯の回数を減らすことも一つの手です。
成長ざかりの子供の場合は新陳代謝も盛んだし活動量も多いでしょうから、1日使った衣服はすぐに洗ったほうがいいでしょうが、オッサンや年寄りの場合、寝間着やバスタオルを、毎回洗わなくっても、2日や3日、続けて使ったって、そんなに気にもならないでしょう。
私なんぞ、学生時代の一番汗をかいていた時期でも、拳法の道着を1週間着たきりでした。さすがに臭かったです。(バナナの匂いになります。)
子供のおられる家庭ではおすすめしませんが、枯れた家族の場合は、洗濯の回数は少なめでの大丈夫だと思います。
トイレの水を節約しよう
風呂の次に水をよく使うのが水洗トイレです。大で6リットル、小で5リットルの水が、毎度毎度流されます。
トイレの水を節約するために、ウンチの回数を少なくしようというのは、おすすめしません。ウンチを我慢するのは体に悪いです。体に悪い習慣を身につけると、将来、医療費がかさみます。水道代が高くついたほうがマシです。
学校や職場やデパートなど、家の外でトイレに行くというのは良い作戦です。
自宅以外でウンチをする習慣を身につけるのは、外では緊張してウンチが出ないというより、精神的にもタフになれます。野生の動物も、巣の外で糞をするものです。
水道代をケチる以上に、世渡り上手になるためにも、いいことが多いですね。
外のトイレは不衛生だという意見もありましょうが、現代っ子は除菌のし過ぎで免疫力が落ちています。そのくらいは鍛えたほうがいいです。
自宅トイレの排水量を減らすには、タンクにペットボトルを沈めて容量を少なくするという方法がありますが、水圧が低くなりますので、ウンチが詰まったりして良くないです。
排水弁に「節水リング」をとりつけると、レバーをひねっている間だけ水を流すようにでき、節水できます。ウンチがすっかり流れたあとも、グルグル水が出っぱなしというもったいない状況を改善できるというわけです。
およそ30%の水量を節約できるとのことです。節水リングは価格もお安いのでおすすめです。
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