支払いをすばやくする

私がサラリーマンになった時に学んだのは、売掛金の回収はすばやく、支払いはできるだけゆっくり、というものでした。

当月の売上は当月中の回収が当然だと、営業マンは本社よりせっつかれておりましたけど、取引業者への支払いは、支払期日が三ヶ月先の約束手形を、買掛の発生した三ヶ月後に振り出すというような御無体なことをしておりました。

お金が早く入って、遅く出ていくなら、会社にはお金がたんまり残って、安心安心、てな理屈でしょうが、こんなもん、入と出のサイクルがずれているというだけのことで、キャッシュフローが改善するわけでもなく、ましてや売上が増えるわけでもなく、それどころか取引先には嫌がられて、最前線の営業マンもやりにくくなりますし、商売がうまくいくはずもありません。

そんなわけで、今はその会社はもうありません。(合併吸収されました)

支払いを延ばさない

どうせ払うものなら、気持ちよく、さっさと払うのが良いです。その方が金回りが良くなります。

支払いを督促されても延滞金が発生する前ならいいだろう、なんてことを考えてはなりませぬ。期日を気にかける時点で、気持ちの上で既にマイナスです。

お買い物をしたならば、商品が届く前に支払うほうが気持ちいいし、定期購入なら、一年分前払いしておくほうがストレスが無いです。税金や駐車違反の違反金も、納付書が届くやいなや銀行に駆けつけて、さっさと忘れましょう。(忘れて違反を繰り返すのはお馬鹿さんですが)

先に支払う

私なんぞ、レストランでも食い過ぎでお金が足りなかったら嫌なので、キャッシュ・アンド・デリバリー形式が本当は好きです。

日本にはそんなお店はあまりないと思いますが、海外に行った時、注文のたびに支払うという方式を知りまして、これ、いいなーと思った次第です。細かくて面倒くさいとか、チップがいるとかはありますけど。

実際のところは、請求書が来てから支払うというものが多いとは思いますが、気分だけでも先払い精神を持っておくのがいいと思っております。

クレジットカード払いのデメリット

後払いの最悪手段だと私が思っているのが、クレジットカード払いです。クレジットカードは負債です。

支払先の相手にとっては悪くはないでしょうが、自分側をみると、実質後払いです。カード払いを続けていると、もう、なんぼ未払金があるのかわからなくなります。リボ払いなんて設定した日には、金利でガッポリいかれてます。

やはり目に見える現金払いが良いですね。

どうしてもクレジットカードを使う必要があるとしても、一括払いにして、常に未払い金はゼロにしておくのが良いですね。利用日と支払日のズレで、翌月支払いが残っている明細を見たら気持ち悪くなります。

クレジットカードよりデビットカードがおすすめ

カード払いをするなら、デビットカード決済のほうが気分は良いです。使ったはしから銀行口座から引かれていきますので、後を引きません。

最近は、銀行窓口でも「デビットカードはいかがですか?」と勧めているようですので、カード決済の多い人は、こちらに切り替えてみてはいかがでしょうか。

キャッシュレス社会になっている昨今、どうも現金では不便ということが増えているのは、たしかに否定できないところではあります。

後のことは心配しないで支払う

今払ってしまったら、後の生活が困る! という場面もありましょう。

思いもよらぬ高額のスピード違反の反則金とか、台風で屋根が飛んだ修理代とか、まさにそうですね。

それでも先に払ったほうがいいです。どうせ払わない訳にはいかないのだし、後のことはその時考えることにして、始末して暮らしましょう。

会社の経営であっても同じことが言えまして、そのときは先延ばししてピンチを切り抜けているようでも、支払いを渋るような会社は、いずれ破綻します。私がいた会社がそうですね。多少キャッシュがあるように見えても、財務諸表は真っ赤っ赤。債務超過ってもんです。

マイナスよりゼロがマシ

いつも先払い、帳簿上のマイナスはありえないという習慣をつけておきますと、最悪でもゼロです。いつも懐具合と相談してものを買ったり食ったりという経済活動をするようになりますので、ムダが減ります。

そして、お金に律儀でいれば、足りなくなりそうな時に不思議と入ってくるものです。どういう理屈なのか説明がつかないところですが、お金にきれいに、誠実にしていれば、生活も経営も好転していくのです。多くの経営者からそのような話を聞きました。

出せば入る

常日頃から、自分の取り分は我慢してでも、取引先への支払いや社員の給料など滞りなくしておけば、ピンチの時に助けてくれたとか、天の助けか思わぬ大量の売上があがったとか、起死回生の一発逆転があったとか、そういう話はよく聞きます。

ちょっとスピリチュアルな話になってくるので、別に信じなくても構いませんが、出せば入るというのは、本当だと思います。

冷蔵庫でも、きれいに中身を整理しても、いつのまにか満杯になるでしょう?

逆に言うと、きれいに整理していなければ、冷蔵庫は、賞味期限が切れて腐ったものでいっぱいになります。新鮮な食材を入れるには、先に空けないといけないですね。

財布も冷蔵庫も同じように考えて、いつもクリーンでいるのが良いでしょう。

節約と守銭奴

このブログでは節約についてもいろいろ書いておりますが、お金の出し渋りと節約とは違います。

無駄をなくせば節約になります。お金を出すべきところにも出さないのが守銭奴ですね。

お金というのは、そのものには価値はなくて、交換してはじめて意味のあるものですから、お金ばっかり溜め込んでいてもしょうがないです。

使いみちは精査して、ふたたび手元に戻ってくるのを期待して、有意義に使ってまいりましょう。

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