私は以前介護職をしており、高齢者のお宅を訪問することが多かったですが、冷蔵庫の中身にびっくりすることが多々ありました。
古いガタガタの冷蔵庫に、中身がびっしり満載、消費期限が切れていたり、腐ってたり、干からびてたり、扉のゴムパッキンもボロボロで冷気はダダ漏れ、ゴキブリの出入りは自由というかんじでした。
食品を無駄にしているし、電気代もかかっているだろうと思いますが、そういう人ってだいたい生活保護受給なので、お金のことは気にしていない様子。
薄給で慎ましく生活する一般中流庶民は、冷蔵庫の中身にも気を使って、節約したいと思います。
冷蔵庫は空っぽにしよう
冷蔵庫が満載だと、冷気が行き渡りません。冷えが悪いので、冷蔵庫は一生懸命に冷やそうとして、電気代を食います。
それに、奥のものを引っ張り出そうとすると、戸を開けている時間が長くなり、温度が上がります。温度が上がるとまたもやコンプレッサーがフル稼働。
この問題を解決するためには、冷蔵庫の中身を極力少なくすることです。半分くらいまでにしておくのがいいです。多くても容積の70%を限度に。
お住いのエリアで、アメリカンなファミリーのように1ヶ月分も買いだめする必要があるでしょうか?
スーパーが近所にあるのでしたら、そんなに買いだめしなくて良いでしょう。
震災の備蓄に、なんて思ってたら、震災の時は停電するんで冷蔵庫に貯めておくのは賢くないです。常温保存できるものにしましょう。開けてない缶詰は、冷蔵庫に入れる必要はありません。
いただきものの赤福餅が多すぎて、半分食べたあとは、冷蔵庫で放置、再発見が2ヶ月後なんて愚かなことでして、その時食べきれなかったら、誰かにあげるとか、もったいなくても捨てるのが良いです。お寿司についてきた金魚の醤油や、コロッケのソースを貯め込んでいても、たぶん使わないでしょう。捨てましょう。捨てましょう。
冷蔵庫の中身は、何が入っているか、常に把握しておけるくらいの量が良いですね。
冷蔵庫は大きくなるほどに電気が必要ですから、容量は必要最小にしておくのがよいでしょう。
160~170リットルで1日26.88円、260~270リットルで32.16円、350~370リットルで36.24円というデータがあります。
冷蔵庫は新しいものほど省エネですので、10年もたっている冷蔵庫は買い替えたほうがお得です。
そして、よく冷えるように、置き場は、直射日光が当たらず、調理場の熱気にさらされないところ、放熱しやすいように壁からはやや離し、ドアや側面にベタベタとシールやマグネットパネルを貼り付けないことです。
たまには放熱板の掃除もしたほうが良いですね。
中身の温度は極力上げないように、ドアの開け閉めは少なく、熱いものは冷えてから入れるようにしましょう。
設定気温も強と弱では電気代が20%も違ってきます。冬場は弱でもいいですね。